八戸市の文化遺産を活用した地域活性化事業 | 八戸市文化財デジタルアーカイブ

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本事業について

事業名称

平成29年度 文化遺産総合活用推進事業 八戸市の文化遺産を活用した地域活性化事業

事業イメージ

事業内容

背景
平成28年12月に「八戸三社大祭」が、ユネスコの無形文化遺産のひとつに登録されたことに加え、平成29年1月には中核都市へ移行もいたしました。この機会に八戸市にある文化遺産をさらに広く周知し、広範な利活用を考慮した文化遺産情報発信の充実と、興味・理解を深める整理・分類を実施するため、文化庁(文化芸術振興費補助金)文化遺産総合活用推進事業に対し「八戸市の文化遺産を活用した地域活性化事業」として応募いたしました。
実施状況
事業選択の後、南郷歴史民俗資料館の有する約18,000点の台帳に登録されたものから、8,950点の貴重な資料をお預かりするに至りました。
資料の扱い
お預かりした資料については、南郷歴史民俗資料館より「使用許諾」をいただいた上で、本事業の主旨に沿う資料を選別し、全てデジタル化処理を施したあと返却させていただきました。デジタルデータについては、以下にて「情報発信」を実施しています。
使用目的について
八戸市博物館・南郷民俗資料館からご提供頂いた資料から起こしたデジタルデータは、「八戸市の文化遺産を活用した地域活性化事業」のコンテンツの1つとして、ADACが責任を持って管理し個人情報保護等、各種法令に則した加工を施した後にインターネット上に公開しています。

注)個人情報等はインターネット公開に適した保護内容に改変している場合があります。

公開範囲について
画像データにメタ情報(データを効率的に管理したり検索したりするための目録情報)を付与して公開しています。 公開するメタ情報は、八戸市の情報として効率的に管理・検索するために、専門家により各種説明情報を追加している場合があります。
権利処理について
写真の著作権を始めとする緒権利関係につきましては、提供者からの使用許諾後、ADACにて適切に管理・維持・運営しております。
デジタルデータの再利用について
本アーカイブシステムより発信されるデータについて、無断での転載・コピー、再利用は一切禁止とさせていただきます。再利用を希望する場合、必ず下記の事務所へ事前に連絡の上、事務局の応諾を前提としてください。
その他
公開した情報について、第三者から公開停止の申し立てがなされた場合、保存・公開をとりやめることがあります。 また、ADACにて公開、部分公開、非公開の判断をさせて頂くことがあります。 なお、本アーカイブシステムにて発信している情報についてのご質問、お問い合わせ等は下記の事務局宛にお願いいたします。

ADACでは、「文化遺産情報の集積と発信」・「次代への後継者育成支援」を目的として、地域の伝統と文化をしっかりと次代に継承する努力を継続してまいります。

設立趣意

人類の歴史の中で創造され、継承されてきた文化資産は、人類共通の財産です。しかし、これら有形・無形の文化資産の中には、修復と保存の懸命の努力にもかかわらず、 崩壊、消失していくものが多数あります。デジタルアーカイブは、このかけがえのない文化資産を記録精度が高く、映像再現性に優れたデジタルデータの形で保存・蓄積、次世代に継承していくものです。
また、過去の情景、風俗を記録した映像や資料も、その国や地域にとって貴重な文化資産であるという発想から、それら資料を散逸と消滅の危機から守り保存するために、デジタルアーカイブ化することが有用であることは、社会的にも認識されております。
特に、度重なる大規模な自然災害を経験している我が国にとって、今ある文化資産を人類共通の財産と捉え、デジタルデータの形で保存・蓄積、次世代に継承していくことは喫緊の課題であると考えます。
しかし、その具体的な事業の推進にはイニシアチブを取る団体の存在が不可欠であり、各地域文化の保存・蓄積、継承には、各地域において責任感を有した団体の存在が必須であると言えます。
そこで本コンソーシアムは、青森県の魅力的な情報を後世に残すと同時に世界へ向けて発信することにより、青森県はもとより我が国の経済社会の発展に寄与することを目的とし、産学連携の枠組みにより青森に根差した歴史、文化等のデジタルアーカイブ化を推進するための具体的活動を行う団体として設立する次第であります。

2012年8月6日

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